マンガと言えば週刊(月刊)誌・コミックが主流でしたが、最近は「裏サンデー」や「少年ジャンプ+」など大手出版社のWEBマンガも増え、自分に合ったマンガを探すのも一苦労です。本記事では、話題のマンガやお得な情報をまとめることで「マンガ探しのハードルを下げる」という価値を提供するWEBサービス「alu(アル)」を紹介します。
(本記事は2020年8月時点での情報です)
アルの提供するサービス
まずはアルが提供しているマンガ情報サービスを紹介します。
アルのメリットは「出版社に縛られない」という点です。例えば、集英社ならジャンプ、小学館ならサンデーなど、出版社のWEBサイトでは「その出版社の作品」しか情報がありません。しかし、アルなら出版社に関わらず横断的に情報を得られメリットがあります。
新刊・ピックアップ情報
コミックの新刊発売を教えてくれるサービスです。自分の集めている・気になる作品を登録しておくと便利ですし、話題の作品をチェックできます。
いま無料で読めるマンガ
WEBで無料公開・試し読みができるマンガを紹介しています。暇つぶしも良し、次に読んでみるマンガを探すも良し。無料なので気兼ねなく使えます。(ただし無料公開は期間限定のものがほとんどです)
話題の新連載ランキング
Twitter情報を集計し、話題になっている新連載マンガ(読み切り含む)をランキング形式で紹介しています。まだ話数も少なく、これから人気になりそうなマンガを探したい人にピッタリのサービスです。
ユーザーと作り上げるサービス
アルのリリースにあたり、けんすうさん(@kensuu)はこんなことを仰っていました。
簡単にいうと「マンガに出会える場所にしたいなー」と思って作っています。(中略)Webはユーザーさんが、そのマンガの好きなところやコマなどを投稿できるようにしている、コミュニティぽい場所です。
note「マンガサービスの「アル」をリリースいたしました」
「マンガの情報提供」のほかに、アルでは「コミュニティ的な」サイトでもあります。
そんなアルの「コミュニティ的な」サービスを紹介します。
このマンガの好きなところ
自分の好きなマンガを自由に紹介するだけのサービスです。熱い語りから一言紹介まで、みんな好き好きに作品の魅力を伝えています。
みんなが作ったマンガ
自分の本棚に好きな作品を並べ、それを見せ合うというコレクターの心理をよく付いたサービスです。
コレクターは常に2つのモノを欲している
一つはより珍しく貴重なアイテム
もう一つは自分の収集成果を自慢できる理解者
マンガ「HUNTER×HUNTER」より
コマ投稿
アルが最も力を入れているサービスではないでしょうか。
アルが「許諾を得ている作品」について、そのマンガのコマをWordPressやnote、Twitterに埋め込んで発信することができます。
このコマはユーザー自身が投稿できるため、自分のブログなどで使いたい作品のコマがあればどんどん投稿することで、「自分も助かる」「他のユーザーも楽しめる」というメリットがあります。(投稿できる作品はアルが許諾を得ているものに限ります)
著作権の侵害にならず、自分の好きな作品のワンシーンを発信できる、マンガ好きが安心して使える仕様になっています。
Twitterでの利用
アルはWEB版とアプリ版があります。アルのサービスを利用してマンガのコマをTwitter上で使う場合、アプリ版でのみツイートが可能なようです。
①アルで好きなコマのページを開く ②アプリの右上にある「共有」を押す ③Twitterを選択してツイートする
これからもアルとマンガを楽しみたい
私がアルを利用するキッカケになったのは著作権への疑問でした。Twitterや個人ブログを見ると、マンガのコマが(おそらく)無許可で利用されており、違和感を覚えていました。そんな折にアルでは「許諾を得た」コマの利用ができると知り、利用をしています。
コマ投稿だけでなく、アルにはマンガを楽しむさまざまなサービスがありますし、今後も新たなサービスをリリースすると思います。これからも、アルと一緒に「健全に」マンガを楽しみます。
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