PS5転売のように暴利を貪るとドン詰まりになるよってハナシ

ユウの部屋-PS5転売のように暴利を貪るとドン詰まりになるよってハナシ

先日、PS5(プレイステーション5)が転売により高騰したことを受け、Twitter上でさまざまな議論が交わされていました。

私の周りでも、Twitter上でとあるユーザーがPS5の転売について「稼ぐためだけなら転売は非常に有効な手段」という趣旨の発言をし、議論を呼んでいました。
元々のツイートをしたユーザーへの反対意見が集中したこともあり、最終的に元ツイートは消されています、

この件に関して、Twitter上で私の意見を述べています。

過度な転売は容認すべきでない、というのが私の意見です。

ただ、この件で引っ掛かていたのは、議論の渦中にあったユーザーが「稼ぐためなら定価の10倍の値段でも問題ない」という趣旨のツイートをしていたこと。これは「稼ぐためなら本来の価値提供以上の暴利でも許される」と受け取れる内容です。

この考え方について、私の意見を整理しておきます。

稼ぐ=価値提供の対価である

稼ぐことは正しいことです。ただ前提として「価値提供の対価である」べきだと考えています。分かりやすいのは製造業やサービス業です。彼らは製品(サービス)という価値を提供し、その対価として報酬を受け取ります。

商社も価値を提供しています。世間一般には「自社でモノを作るワケじゃない」「右のモノを左に流すだけ」などと言われることもありますが、彼らはユーザー企業に替わり市場開拓やエンジニアリング、クレーム(トラブル)対応をすることで価値を生み出しています。

今回の転売に価値提供はあったのか

今回のPS5転売について、転売ヤーが商社のようにユーザーの手間やリスクを肩代わりする「価値提供」をしたでしょうか。定価の10倍近い価格で商品を右から左に流しその差額を得ることは、暴利を貪るだけ行為です。そこには価値の提供などなく、ユーザー側が不利益を被ってでも自分の利益を追求していました。

ビジネスは信頼関係で成り立っている

暴利を貪り続けるとどうなるか。一時的には利益を上げることができるかもしれません。しかし、そんなサプライヤーに対してほとんどのユーザーは不信感・嫌悪感を抱くでしょう。

ビジネスの大部分は信頼関係で成り立っています。関わりが薄い方には実感しにくいかもしれませんが、「このメーカーは信頼できる」「この商社の提案は信頼できる」「こいつの話なら大丈夫」という、数値化できない部分で意思決定されることが社内では起こります。(もちろん、十分な検討を重ねたうえでの話です)

しかし、上記のような転売ヤーの場合は信頼関係など成り立つことがありません。そのため、彼らは姿形(アカウント)を変え、市場を変え、イナゴのように飛び回らなければなりません。

価値提供もない、信頼も築けない。このような手法はビジネスとは呼べません。いつかは飛びつく市場もなくなり、ドン詰まりになるでしょう。

ビジネスにおける信頼を軽視すると痛い目をみる

私の意見は、「価値提供をし、信頼関係を築けない仕組みは破綻する」です。

Twitterのような匿名性がない現実のビジネスにおいて、一度信頼をなくすと仕事を外されるなどの不利益を被ります。また、なくした信頼を取り戻すには相当な労力が必要です。雇われの会社員であれば、案件Aから外されBに回されるくらいで済むかもしれません。しかし、フリーランスであれば仕事を外されることは致命傷になりかねません。

遡って、冒頭で話した「とあるユーザー」について考えてみます。彼は20代の学生であり、「ビジネス」という単語を多用するタイプのユーザーです。私個人の意見ですが、彼はTwitterに流れる「稼ぐ」という表面だけを見ていたので、「稼ぐためなら定価の10倍の値段でも問題ない」という趣旨のツイートに至ったのだと思います。

これについて、私がフォローしている とよじさん(@bot16335692)の話がとてもしっくり来たので載せておきます。

「とあるユーザー」がこの議論で何かを学び、本当にビジネスを始める時は痛い目を見ずにすむことを願います。

 

以上

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