サイトの表示速度がSEOに効果的って聞いたから、いろいろ試してみたよ。
少しだけ効果はありました。
- なぜ表示速度を上げたかったか
- カルーセルを辞めてみた
- All in One SEO Packを辞めてみた
結論は、『All in One SEO Pack』と『カルーセル』を辞めてみたらサイトの表示速度が少しだけ改善しました。
15分くらいで出来るんで、よかったら参考にしてください。
なぜサイトの表示速度を上げようと思ったか
キッカケは表示速度上げたかったからじゃないんですよね。
当ブログのWordPressテーマは『Cocoon』を使ってるんですが、ブログ開設したときにプラグイン『All in One SEO Pack』(以下、AOSP)を導入したんです。
理由は、『なんか皆が薦めてたから』(思考停止)
で、ブログを1カ月運営したら、「あれ、このプラグイン要らなくね?」ってなった。
この疑問をもった理由は2つ
- そもそもCocoonでSEO対策できるって知った
- サイト表示速度が遅くなる・・・らしい
1つ目の理由だけでもAOSPを辞めるに十分な理由だったんだけど、あわせて2つ目の『サイト表示速度』も検証してみました。
ついでにカルーセル辞めて、こちらも表示速度の変化を検証しています。
サイト表示速度が大切な理由
これはGoogle神が公式に表示速度の大切さを説いておられるから。
モバイル検索についてですが、2018年7月から「読み込み速度が検索順位に影響する」とGoogleが公表しています。
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。(中略)そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
Google ウエブマスター向け公式ブログ「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」
これってスゴい納得できるなぁって共感したんですが、読み込みの遅いサイト開くとイライラしますよね?
たぶん、Googleはそんなサイトを排除したいんだと思います。
でも、速度が全てじゃない
「表示速度が検索順位に影響する」と言いながらも、一番は『ユーザーの検索意図を満たすこと』だと思います。
表示速度は早いけど、内容のないペラッペラな記事ではユーザーは満足しませんよね。
ここで紹介するのはあくまでも『小手先の技術』だと思ってます。
結局はコンテンツの充実、ですよね。(自戒を込めて)
表示速度の測定方法と条件
今回、表示速度は『PageSpeed Insights』で測定しています。
こちらはGoogleの提供する無料のウエブパフォーマンス確認ツールなので、あなたのサイトも試しに測定してみて下さい。
モバイルとパソコンでの表示速度がそれぞれ0~100で表示され、100に近いほど『表示速度が早い≒高評価』です。
PageSpeed Insights使用の測定条件
本記事では以下の3条件での表示速度検証をしています。
- ① カルーセル有り + AOSP有り(元の状態)
- ② カルーセルなし + AOSP有り
- ③ カルーセルなし + AOSPなし
この『PageSpeed Insights』、実は測るたびに数値が微妙に変動します。
今回の検証では同じ条件でも±5ポイントの変化がありました。
そこで、各条件とも『n=10回』の測定を、『同日の同時間帯』に行い、『その平均値』をとっています。
本記事の『絶対値』はアクセス状況やサーバーの状況で変化すると思いますので、①元の状態 から『相対的にどれくらい速度が改善されたか』を評価しています。
ということで、まずはカルーセルを辞めた際の速度変化を見ていきましょう。
カルーセル辞めたらサイトの表示速度が少し改善した
まずはカルーセルの有無から。
そもそもカルーセルって何?、って人はこちらのCocoon公式サイトを見てくださいね。
表示速度は3 UPした
結論。
カルーセル辞めたらモバイル表示速度が55→58に改善しました。
モバイル | PC | |
① カルーセル有り + AOSP有り | 55.4 | 95.4 |
② カルーセルなし + AOSP有り | 58.2 | 97.2 |
カルーセル、やっぱり少し重かったんですね。
カルーセルを辞める際の注意点
カルーセルをヘッダー下に設置することで『読者に見せたい記事へ誘導する』という効果が期待できます。
そういった面では、カルーセルと辞めることで逆にユーザビリティが低下する可能性もあります。
当ブログ『ユウの部屋』の場合、PV数少ないので「そこまで効果ないやろ、今はSEOや!」という考えからカルーセルを辞めました。
もし、あなたのブログで『カルーセルによる回遊率』が見込めるのであれば、表示速度or回遊率のどちらかを慎重に考えることを薦めます。
All in One SEO Pack辞めたらサイトの表示速度が少し改善した
続いてAOSP。
実は、思ったほどの効果は得られませんでした。
表示速度は1UP
結果は58→59と、表示速度は1ポイントしか改善しませんでした。
モバイル | PC | |
② カルーセルなし + AOSP有り | 58.2 | 97.2 |
③ カルーセルなし + AOSPなし | 59.1 | 97.7 |
とはいえ、本来の目的はAOSPとCocoon自体の機能の重複を解消することのだったので、迷わず『All in One SEO Pack』は戦力外通告です。
All in One SEO Packを辞める際の注意点
カルーセル同様、こちらも辞める際の注意点。
これまでAOSPを使用してきたので、サイトマップやアナリティクスはAOSP側に設定しています。
この設定を解除してCocoon側に設定し直す必要があります。
(ヤバイ、こんなん分からんわ・・・)
と思って調べたら、こちらのブログがとても参考になりました。
☞ 『All in One SEO Packを削除してCocoonのSEO設定に移行する全手順』
サイトの表示速度が少し上がった話:まとめ
- カルーセル辞めたら表示速度が 3 改善した
- カルーセルを辞める際はサイトの回遊性と相談しよう
- All in One SEO Pack辞めたら表示速度が 1 改善した
- All in One SEO Pack辞める際はCocoon設定を忘れずに
表示速度変化のまとめは以下の通り。
モバイル | PC | |
① カルーセル有り + AOSP有り | 55.4 | 95.4 |
② カルーセルなし + AOSP有り | 58.2 | 97.2 |
③ カルーセルなし + AOSPなし | 59.1 | 97.7 |
入口は「All in One SEO Pack 要らねーじゃん!」だったんですが、結果的にはカルーセルと併せてサイトの表示速度を4ポイント改善できました。
ん~、結果オーライ
ってことで、試してみたい方は注意点を良く読んで、あとはユーザビリティと相談しながらやってみて下さい。
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