私はライターじゃないけど、これってマズいんじゃない?
先ごろ、Twitterで『1記事50円で外注化できるよ~』ってツイートを見かけました。

で、調べてみると出るわ出るわ!
1記事50円(文字単価で0.03円以下)で募集をしている個人、その外注方法を紹介するブログやnote。


こんなんイカンやろ・・・
と思い、今回はこんな人々に対して私が思うことを書いていきます。
※ 本記事は私の主観たっぷりでお伝えしております。1記事50円賛成派の方はブラウザバックをおすすめします
1記事50円で募集があることに驚いた
1記事2,000文字だとしても、ブログ初心者の私は4時間くらいかかります。
私が1記事50円で受けたら時給12.5円ですね。
仮に2,000文字を30分で執筆しても、やっと時給100円。
こんな『バイトの時給の10分の1』な案件を募集する、ブラック企業みたいな人々がいることに驚きました。
1記事50円の募集内容
ネット検索してみると、ホントにありました。1記事50円。

1,800文字、画像も選定して『1記事50円』
これ、受注側は自分のブログでやれば良いんやないないかなぁ
共通する手口
1記事50円奴に共通する募集内容はこんなかんじ。
- 主婦や学生、初心者でもできる
- ライティングスキルが身に着く
- プロのライターが添削します
- 楽しんでもらうことが目的
- マニュアルがあるので安心
それらしいこと言ってますが、『バイトの時給の10分の1』です。
1記事50円を『外注化』と呼び称賛する人々
一部の人がブログやnoteでアピールしてるようで、Twitterでは1記事50円の外注化を称賛する意見も見られました。
(多数派じゃないと信じたい)

「めちゃくちゃ為になりました」「有料級の情報」
気持ち悪いと感じたのは私だけ?
1記事50円に疑問を呈する方々もいる
1記事50円問題、やっぱり賛否両論あるようです。
(賛成派がいることに驚きますが・・・)
みんな疑問を持ってくれてるんやね(安心)
あと、Googleで『1記事50円』と検索するとゴミみたいなハウツーのなかに、こんな有益記事が出てきたんで紹介します。
☞ やってはいけない「要注意案件」の見分け方! ~「文字単価0.02円」シリーズ、亜種も続々登場(笑)~
報酬の相場崩壊という視点、初心者はなかなか考えない観点ですが、『未来のあなた』の首を絞めないように注意したいですね。
そもそも適正な文字単価ってあるの?
気になったのでちょっと調べてみたら、『ランサーズ』ではライティングの文字単価目安を示していたので紹介しときます。
一般的なテーマ:0.5~2.0円/文字
特定のテーマ:0.8~3.0円/文字
専門的なテーマ:1.2~5.0円/文字
ランサーズ『仕事の種類・参考価格』より引用
念のためもう一つ。
有名ライター 100円以上 SEOやバズで数字を持っているライター
上級ライター 15~20円 豊富な経験、元記者、専門領域の知識を持つライター
中級ライター 3~15円 ライターとしての社員経験や数年以上の経験があるライター
初心者ライター 1~3円 未経験からスタートしてある程度しっかりした記事をかけるライター
未経験ライター 0.1~1円 ほとんど記事を書いたことがないライター
pro writers『Webライターの文字単価は何円が相場? | 真剣にできる単価アップの方法』
さきほど募集では『1,800文字の1記事で50円 ≒ 0.03円』だったので、いかに相場を破壊する価格設定かが分かります。
私が激安ブラック文字単価の案件をすすめない理由
私はライターじゃないんでライター界隈の実情は知りません。
しかし、ライターと同じく『技術を売る者』の一人として、私の所感を書いときます。
ブラック企業と同じだから
人件費を搾取して市場価格より超低単価の商品を作る、これってブラック企業のそれですよね。
個人的な意見ですが、モラルを無視して業界の最安値を狙うブラック企業(個人も)が増えると、労働者への還元がされなくなり業界の衰退に繋がります。
あなたのライターとしての『やりがい』、搾取されてませんか?
時間のムダだから
1記事(2,000文字くらい)の執筆にかかる時間は人それぞれですが、読んでもらえるレベルであれば1時間くらいは要するんじゃないでしょうか。
(もっとレベルの高い方は、そもそもこんな案件を受けない)
こんな時給で、サポートの程度も分からない個人に、自分の時間を売りますか?
あなたの書いた記事は『他人の名前』で世にでるのに・・・
【例外】低文字単価でもチャレンジすべき案件もあると思う
これは勝手な考えだけど、低文字単価(なんなら無料)だけどチャレンジして良い案件もあると思ってます。
- ニュースや公式サイトへの投稿
- A8などでのコンテスト
もしこんな案件であれば、ライターとしての価値を高める可能性はあるんじゃないかな。
大切なのは『あなたの名前』で記事を書くこと。
1記事50円で書いて、あなたの名前はオモテに出ず、PV数も分からない個人サイトに投稿されるような案件は避けましょう。
記事を書くなら無料のコンテンツプラットフォームで十分
1,800文字のオリジナル記事を書くスキルと根性があるなら、『あなたの名前』で世に出すべきです。
Twitterに湧いてるブロガーがすすめるようなWordPressは必要なく、「はてなブログ」や「note」で十分。
(WordPressを使ってブロガーを標榜している私では説得力ありませんが・・・)
☞ はてなブログ
☞ note
そこで『あなた』というブランドの価値を高め、必要ならWordPressに移行するでOK
1記事50円で自分の価値を下げる必要はありません。
1記事50円の案件!? | 自分の価値を下げるのはやめとけ:まとめ
今回は割と主観的な内容となりました。
内容をまとめると以下の通りです。
- 1記事50円で募集するヤツは気持ち悪い
以上
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